結婚するんだなぁ もさお。

オタクで喪だったアラサーが既婚になるまで…結婚に至るもさおへ至る結婚。

初めての隣に並んで新幹線

ロビーで別れ、それぞれ新幹線に乗ったり、飛行機に乗ったり、友人と会ったり…とありましたので、バラバラに別れて、殿と二人になりました。

 

 

新幹線に乗り、指定した席に横に並んで座って初めて気付きました。

殿と一緒に新幹線に乗るのは初めてだったのです。

 

今までは一人で新幹線に乗って殿に会いに行ったり、殿が一人で会いに来てくれたりしました。

しかしこれからは違うのです。

同じ新幹線で隣の席を取って一緒に九州へ里帰したり、旅行したりできるのです。

 

 

切符を確認され(最近では切符の確認されないですが)た後は日曜日の午前中の新幹線だったからか、指定席でもガラガラで、誰も見ていないことをいいことに殿と手を繋いで駅に着くまでの何時間を過ごしました。

 

ただ、大変だった結婚式の準備が終わったからでしょうか。

この時に急に寂しくなり、「犬の仏壇に挨拶してくるの忘れた」とメソメソしてしまいました。

そんなことで泣くなよ、と今は思うのですが、その時はそれだけでなく、もっと大きな寂しさが去来していのでしょう。しかし、自分ではうまく言葉にできなかったのです。

殿は黙って頭を撫でてくれました。

 

勝手にこちらの気持ちを解釈して諭したりせず、否定したりせず、こうやって慰めてくれることに、自分は救われました。

自分で選んだことではありますが、哀しい、寂しいと相反する気持ちが渦巻いてどうすることもできないのです。自分にもどうすることもできない、整理できない感情を殿がどうすることもできないのは仕方ないことです。

だからこそ、こうやって隣に座って一緒に帰ってくれるだけで救われるのだと思いました。

 

 

殿は、私の帰る家を新しく二つも作ってくれたのです。

九州の家が遠く離れることになりましたが、その事実は喜ばしいものでした。