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結婚するんだなぁ もさお。

オタクで喪だったアラサーが既婚になるまで…結婚に至るもさおへ至る結婚。

清めとへべれけの狭間で三三九度

一度、二度…と杯に口をつけ、三度目でお神酒を飲み干しました。

 

三三九度のお神酒は飲み干さなくても良いです。

妊婦さんで神前式をした方は飲む真似事だけをして、巫女さんに杯を返し、巫女さんは残ったお酒を捨てて、また次の中くらいの杯を渡してくれます。

 

しかし、これは儀式なのだから飲んだ方が良いのでは…ともさおは思っていました。

注がれたお酒はお神酒です。

お供えしたお酒は神様の霊力が宿ります。それがお神酒で、そのお酒を体内に入れるのです。

お神酒なのでもさお自身の清めにもなると思い、できれば飲み干そうと思いました。

 

 

最初の杯を巫女さんに返すと、次の中くらいの杯はもさおからです。

先程と同じ手順で三回にかけてお神酒を注がれ、三度で飲み干すのでした。

一口、二口と口をつけたところでもさおは思いました。

これを全部飲み干して大丈夫だろうか…と。

もさおは九州生まれですが、そこまでお酒は強くありません。

これを飲み干して、この後をきちんとできるだろうか。

本殿の椅子はそう大きなものではありません。

白無垢も重たいし、フラッとしてひっくり返るという醜態を晒すことにはならないだろうか…と。

 

中くらいの杯の三度目は少し飲んで、後はそのまま巫女さんに返しました。

 

そのお酒は捨てられ、同じ杯で殿がお神酒を受け、飲み干しました。

 

最後は一番大きな杯です。

まず殿に杯が渡され、同じように飲み干します。

杯を巫女さんに返し、もさおに渡されます。

三度にかけて注がれ、もさおも三度にかけて飲みます。

この時は(ええい、これで最後だ!)と三回目に口をつけた時に一気に飲み干しました。

 

杯を返す時にやりきった感じになりそうでしたが、神前式はまだ続いています。

酔っぱらいの風体を隠し、もさおは次に備えて背筋を伸ばしたのでした。