結婚するんだなぁ もさお。

オタクで喪だったアラサーが既婚になるまで…結婚に至るもさおへ至る結婚。

婚姻届提出

新幹線を降り、在来線に乗り換えて殿のマンションへ…。

最初は覚えられなかった駅からマンションまでの道も迷うことなく歩くことができます。 

 

殿のマンションに着くと、疲れたのもあり、すぐに横になりました。

そのまま昼寝をしてしまい、目覚めたのは夕方頃でした。

 

夜ご飯を食べ終わると婚姻届けを広げます。

実はこの引越しの日の次の日に婚姻届を提出しようと決めていたのです。

もう殿とお義母さん(証人の欄に)にも書いてもらっているので、あとは本籍地をどこにするかを決めるだけです。

ここで殿は迷っていました。

本籍地を新居にするか、実家の方にするか。

 

もさおとしては新居にしたかったです。

こちらの方が何かあった時にすぐに取りに行けるし、手続きも楽なのです。

しかし殿は実家の住所を気に入っているようでした。

もさおがいくら新居の方のメリットを説いても延々考えています。

 

殿は意外と頑固でこちらの意見を聞きながらも、自分の意見を通すようなところがあります。

それがわかっていたので、とりあえずメリットを伝えましたが、まだ決めかねていました。

夜も更けてきて眠くなって頭もうまく回らず、しゃべっていることも堂々巡りをしてしまいます。

「これ以上考えても駄目だ」と殿が言い、少し寝ることにしました。

 

とりあえず4時にアラームをセットして眠り、起きてから決めようということにしました。

そして4時に起きた殿は「決めた!」と意気揚々と婚姻届に本籍地を書いていきます。

書いた本籍地は実家の住所でした。

 

殿は決まったことに嬉しそうでしたが、もさおは(当時は)複雑な心境でした。

その頃はまだお義母さんとの距離感がうまく掴めていなかったのです。

お義母さんは子離れできておらず(殿は今もできていないと言います)、もさおに対しての態度は違いました。

しかし、殿が決めたことだし、本当に嫌だったら本籍地を移そうと決心し、着替えて役所へ向かいました。

 

 

役所は殿のマンションから歩いて20分ほどでした。

白い息を吐きながら人の気配のない道を歩いたのを覚えています。

 

役所に着くと殿は迷わず裏口のようなところへ向かい、インターホンを押しました。

するとドアが開き、中に入れてもらい、すぐに窓口のようなところがありました。

そこから今まで寝ていたような雰囲気のおじさんが、用向きを聞いてきます。

そこで婚姻届を出し、少し待たされました。

(おじさんに悪いことしたな)と思いつつも(こんなことも慣れっこなのかもしれない)とも考えていると、受理されたことを告げられ、一枚のポストカードを渡されました。

そこには『Happy Wedding!』と書かれていて、夜も空けていない今の時間と受付してくれたおじさんと、何だかちぐはぐな内容で少しだけ笑ってしまいました。