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結婚するんだなぁ もさお。

オタクで喪だったアラサーが既婚になるまで…結婚に至るもさおへ至る結婚。

執事と美味しい珈琲を施してくれるブライダルサロン

この後もうひとつ、もさお達はブライダルサロンを予約していました。

そちらも遅刻してはいたので、遅れていることを連絡し、急いで歩くこと10分。

先ほどのブライダルサロンと同じようにビルの上の階にあるため、ビル名を探し当てます。

 

ようやく入り口を見つけて覗き込むと、エントランスのような少しだけ開けた場所があり、エレベータはすぐそこに見えていました。

そこへ二人で向かうとすると、エントランスに立っている人に声をかけられました。

「もりもり様ですか?」

…もしや私はサトラレだったのか、と恐怖を覚えましたが違います。

もしサトラレだったら今頃心の声が聞こえすぎて、恨みを買いまくって死んでいるところでしょう。

 

「お待ちしておりました。○●の△△と申します」

と予約していたブライダルサロンの名前を言われ、エレベーターへ誘導してもらい、まるで執事のように案内してもらえました。

 

入る前から、人が立っているのが見えたので、殿が「『もりもりさんですか?お待ちしておりました』とか言うかもよ」とふざけて言っていたのですが、まさか本当にそうなるとは…!

 

エレベーターを降りると、お洒落なオフィスのような感じで社名のロゴが壁に飾ってあり、案内された応接室?のようなところには、引き出物等が飾り棚に綺麗にディスプレイされ、マネキンには新郎新婦の衣裳が着せてあります。

大きくて立派なアンティークっぽい椅子に座るように促され、「お飲物は?」と聞かれ、ここが執事カフェかと思ったのですが、ここはブライダルサロン。珈琲をお願いし、しばし待ちました。

 

待っている間に色々と記入させられ、個人情報が漏れ漏れします。

住所、誕生日、親の同居、新居のことまでこちらでは事細かに聞き出そうとされていました。

 

それらを必死で書き終わった頃、やって来たのは多分、電話でお話したであろう女性の方です。

すっごい元気のある女性でグイグイと話を聞き出し、食らい付き、こちらの要望を引き出してきます。

大人しいもさお(?)は、これが学校のクラスなら、なかなか近づけないタイプなのですが、ここはブライダルサロン。

敏腕プランナーさんの手により、挙式を神前ですること。初穂料も前金は払っていること。挙式後に食事会を予定していて、その食事会場を探していること。

「それなら、ここが良いかもですね〜」「ここだとこんなことができますよ〜」「これが人気なんです〜」とプランナーさんのオンステージ。

そして情報をまとめてプランナーさんは「ちょっと見積もりを出してきます」と席を外してしまいました。

 

(早えぇ!見積もりってこんな早く出すもんなの?ここの方針なの?)と思い、殿と渡された食事会場の資料やらを眺めます。

(これは…長丁場になる…)

と、女子日の自分は「我が生涯に一片の悔いなし」と昇天しそうなくらい気が遠くなっていくのでした。

 

続きます。