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結婚するんだなぁ もさお。

オタクで喪だったアラサーが既婚になるまで…結婚に至るもさおへ至る結婚。

親への挨拶① 〜試練は緊張で余裕もない開店もしない商店街〜

殿の元へ遊びに行って一週間が経ちました。

とうとう、親への挨拶の日。

 

殿は始発で来て、最終で帰るという予定になっていました。

もさおはこの日のために買ったワンピースに鞄で駅へ向いました。

殿はもちろんスーツで着ていて、初めて会った日以来のスーツだったので、ちょっと見慣れなくてドキドキしました…とか言うわけあるまい。

 

ほほう…これがスーツ…リーマンパロに役立たせるためにしかと目に焼き付けねば…ここから手を入れ易い…脇腹を撫でたらどうなるであろう…。

 

とか考える余裕があれば良かったんですけど、もさおもそれなりに緊張していたのでした。

親への挨拶というよりも、いつもと全く違う格好の自分にです。

ワンピース、オサレな鞄。フラットではあるけど綺麗めな靴。

いつもの機能性重視、何かあった時に逃げる、攻撃する、そのための格好というものが多かったもさおは自分が殿にどう見えるか、ということに緊張していました。

 

しかしそれは杞憂でした。

それ以上に殿が緊張していて、もさおの服のことなど気にする余裕がなかったのです!

殿の方が「一応、一番良いスーツを着てきたんですけど…」と格好を気にするちぐはぐ具合。

「素敵素敵」と本音を告げて、まだ時間があるので、一生懸命選んでくれた両親へ渡す手土産をロッカーに預け、待ち合わせのホテル近くを散策しました。

 

といっても、ホテル近くは散策するとしたら商店街なのですが、商店街はまだ開いていないお店ばかりでした。

どこか良いところないかと思いつつ、どこにも入れず商店街を抜けきってしまいました。

商店街を抜けたところは、その地域では有名な神社があるのですが、その日は神前式が行われていて、神社にはよそ行きの綺麗なお洋服やお着物を着た方々が多くいらっしゃいました。

ほどなくして着付けをした花嫁さんが車でやってきました。

その様子をぼんやり見ていると、神社の関係者のような方が「本日で2組目の挙式です」と教えてくれました。

 

以前、会社関係の方が神前式をしたそうですが(その方は挙式は親族のみ、披露宴に招待客を多くという形です)、朝は5時に起きて着付けをしに行ったという話を聞いていたのもあり、親族が外で待たなければいけないというのも目の当たりにして、神前式は大変そうだな〜と思ったのでした。

しかし、殿はじっと真剣に見つめていて、まさか神前式をしたいのだろうか…と不安(挙式といえばチャペルだと思っていたし、ウエディングドレスへの憧れがそれなりにあったのです)になりました。

 

自分が神前式をするとは思いもせず、そんなことを考えていたのでした。