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結婚するんだなぁ もさお。

オタクで喪だったアラサーが既婚になるまで…結婚に至るもさおへ至る結婚。

ゆったりとした最終日

最終日は何も予定を決めておらず、先日の移動とボート漕ぎとで疲れたのか、殿はゆっくりとしていました。

途中で出かけようかとなり…といっても、殿の実家の近所を散歩するくらいでした。

大晦日にめいめいにお参りする近所の神社や、近くの公園、歴史的人物の碑が意外なほど近くにあったり、そんなところをゆったりと散歩しながら、殿の実家の土地を丁寧に説明してくれました。

 

 のんびりしたところだからか、自分の心が穏やかだからか、何もかもから解放されたような気持ちになって、ただ風のが公園の葉を揺らす音を聞いて、殿と二人で遠くを眺めました。

そこには雲ひとつない空と青々とした山の稜線、こまごまと可愛らしい住宅街が並ぶのが見えるだけでした。

 

電車の時間が近付き、殿はもさおを駅まで送ってくれました。

その時、初めて離れたくないな、と思いました。

自分の一人暮らしの家も大好きだし、九州も大好きなのですが、帰りたくない、と思ったのはこれが初めてでした。

前回はほっとする気持ちで電車に乗り込んだのに、今はもう離れるのが寂しく思えて、時間ギリギリまで、殿とホームに立っていました。

乗りたくないけど、早く乗らなくてはいけない。

名残惜しく手を離し、電車の席に座り、電車が動き出して、殿が見えなくなるまで、もさは見送ってくれる殿に手を振り続けました。