結婚するんだなぁ もさお。

オタクで喪だったアラサーが既婚になるまで…結婚に至るもさおへ至る結婚。

急な雨と急な話

ビール工場の1時間の飲み放題が終わって外へ出ると、お昼の良い時間でした。

 近くにレストランがあることにはあるのですが、何となく殿が気乗りしないようだった為、一度だけ行ったことのある住宅街の中の隠れ家的なレストランに行くことにしました。

 

車でしか行けないので、車を持っていないもさおは一回しか行ったことがないのですが、その一回で料理がとても美味しかったことは記憶しています。

そしてお庭が綺麗で有名なので、両親はちょくちょく行っているようでした。

 

調べると意外と近いかも…と思って歩き出しました。

途中で小川や用水路にいる魚を眺めたり、何でもない裏路地を写真に撮ったりしながら1時間かけてようやく辿り着きました。

マップが30分で着くというから歩いたのに、とんだペテン野郎だぜ、とヘトヘトになったもさお。

休日は予約しないと入れないようなお店なのですが、遅い時間になったこともあり、席は空いていました。

 

注文をして料理を待っていると外はバケツをひっくり返したような雨が降ってきました。

外の凄まじさを眺め、神戸、前回の殿のところへ行った時も同じように土砂降りに遭ったことを思い出しました。

私たちは二人とも雨男、雨女なのかもしれない。

 

そんな共通点が見出せたからか、話も弾み、今度は私が殿のところへ行く番ですね、と言いました。

でも、今度の連休は弟の誕生日が近いことが問題でした。弟の誕生日会をするという話ではなく、弟の誕生日は昔から強い台風が来て、学校が休みになったり、屋根瓦が飛んできたり、と記録的な台風が来る日というのが、もさお達家族の共通認識なのです。

だから行ったはいいけど、帰ってこれなくなるかもしれない、その時はもう会社休んでもいいですよね、と冗談まじりにもさおは笑いました。

 

殿は複雑な顔をしていました。

連休中泊まる上にもう一日居座られるとか迷惑と思ったのかもしれない、目に余る我が儘や社会人としてどうかと思うことは言わないでおこう、とすぐに反省しました。

 

しかし、殿は意外なことを口にしました。

 

「もし、遊びにではなく、こちらに来てくれる気持ちはありますか?」と…。