結婚するんだなぁ もさお。

オタクで喪だったアラサーが既婚になるまで…結婚に至るもさおへ至る結婚。

メインは置いておいてご飯だけ

3日目の朝も殿のお母さんが作ってくれた美味しい朝食を食べさせてもらい、お客様状態上げ膳据え膳という贅沢な時間を過ごさせてもらいました。

普段は一人暮らし、実家に行っても母親の負担を少しでも減らそうと動かなければならないので、旅行にでも行かない限りこんな僥倖は訪れません。

 

旅行最後の日もよく晴れていて、もさお達は水上バスみたいなものに乗りました。クーラーが効いて快適に観光ができ、降り立った場所がレトロでオシャレな地区だったので、そこから歩くのも楽しかったです。

殿も「初めてこんな場所に来た」「こんな(良い)ところがあるとは思わなかった」と言ってくれて、もさおも嬉しかったです。

 

行きたかった美術館に着き、殿が記念にと写真を撮ってくれました。

今、その写真を見返すと殿曰く「まだ警戒している顔」だそうで、確かにぎこちない表情の自分が映っていました。

付き合うこともデートも何もかもが初めてなので緊張していても無理はないだろう、と今なら思えますが、殿はよくこんなぎこちない人と一緒にいてくれたな、と思います。

 

喪との付き合いは一日にしてならず。

心を開かせるには精神と時の部屋で修行する勢いで辛抱強く待ってもらいたいです。

まあ、喪の我が儘といればそれまでですが…。

 

話を戻しますと、美術館に着いたものの、中を見るほどの時間はなく、ここでお昼ご飯を食べようということになりました。

お昼には少し遅い時間だったので、すぐにお店には入れて、食べ始めました。

その中で一つだけショックだったことは「自分は初めて付き合うわけでもないし、自分たちもこれからどうなるかはわからない」というニュアンスのことを言われたのが少しだけ…と言いつつ、だいぶショックでした。

殿からしてみたら「付き合ったことないとか言うと警戒するかもしれない」という親切心だったそうですが、まあ浮かれていたもさおとしては、再び一人で生きていくという現実を考えさせられる言葉でした。

 

やはり『結婚』という言葉は絶対に言わないようにしよう。

プレッシャーをかけるのはやめよう。

期待をしすぎるのはやめよう。

 

そんなことを考えながら時間になったので駅へ向いました。

 

改札で別れるのかと思いきや、殿は駅の中にまで入ってくれて、ゆっくりお土産を買おうと思っていたもさおは心の中で(何たることじゃ…)と思ったとか思わなかったとか…。

まあ、そんな中、どれがいいか、あれがいいかとフラフラし、もさおが急に立ち止まったりするものだから、殿とぶつかりそうになってバランスを崩してしまいました。

その時、殿が少しだけ支えてくれて、初めてちょっとだけ手に触れました。

夏ということがあったにしても初デートだというのに1回も手すら繋がなかったのがここに来て初めての接触です。

もさおが持ち直したので、手はすぐに離れましたが、もさおの反応としましては…

 

(理想)

「えへへ」と見上げる。

 

(現実)

「でへへ」と少々気持ち悪い笑い方をする。

 

でした。

 

余談はさておき、デートらしいことは何一つしていないほぼ観光デート3日間がこのようにして終わったのでした。